材料について

インプラントの構造

インプラントの構造

一言で「インプラント」といっても、一つのパーツで成り立っているわけではありません。 インプラントは、以下のように3つに分かれた構造になっています。

上部構造(人工歯)
アバットメントの上に装着する人工歯で、セラミックなどの審美性に優れた白い材料でできています。

アバットメント(支台部)
インプラント体の上に装着する部分で、インプラント体と人工歯とを連結します。

インプラント体(歯根部)
直接顎の骨の中に埋められる部分で、チタンでできています。生体親和性に優れているため、金属アレルギーの方も安心して治療が受けられます。

インプラントメーカー

インプラントメーカー

当院では、厚生労働省の認可を受けたインプラントメーカーの
中から個々の患者さんの骨や歯肉の状態、治療内容や過去の
治療歴などを考慮し、インプラントメーカー各社が持つ特長を
生かして、症例に合ったものを使い分けています。

代表的な有名メーカー

  • Bicon(アメリカ、バイコン社製)
  • OSSTEM(韓国、オステム社製)
  • Camlog
    (ドイツ、スイス・カムログバイオテクノロジー社製)
  • AQB(日本、株式会社アドバンス製)
  • Straumann(スイス、Straumann社製)
  • PLATON(日本、株式会社プラトンジャパン製)
  • MYTIS Arrow Implant(日本、株式会社ブレーンベース)

当院では、「有名なメーカーのものだから」という理由でこれらのインプラントを使用しているのではありません。
当院では他院でインプラント治療を受けられた方のリカバリーを承っていますが、そこで使用していたインプラントに対応できるよう、多種類のインプラントを取り揃え、使用しているのです。
問題なくリカバリーを受けていただけますので、ご安心ください。

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技工

メタルフリーについて

金属を使用した補綴物(詰め物)や歯冠を使用すると、それらがアレルゲンとなり、金属アレルギーや全身の病気を引き起こすことがわかっています。
そのため当院では、生体親和性に優れ、硬度と耐久性のあるセラミック(陶材)を使用し、金属を使わない治療を積極的に行なっています。

オールセラミックス

オールセラミックは、金属などを含まずセラミック(陶器)のみでできている素材で、これを使用した歯冠をオールセラミッククラウンといいます。
また、ジルコニア(※)を含むジルコニアセラミックは生体親和性に優れ、金属を含まないので金属アレルギーの心配がありません。
歯と歯肉の間の金属面が見えたり、歯が黒ずむこともありません。表面に汚れがつきにくいという特長もあるので、口腔衛生を維持することができます。
素材の性質上、光を透過するので本来の自然な歯に近い色を再現でき、審美的にも優れています。

※ジルコニアはジルコニウム(Zr)の酸化物で、透明度の高い美しい見た目と高い硬度をもつことから、ダイヤモンドの代用品や
スペースシャトルの断熱材として使用されている素材です。

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